31 選定にあたって ふるい分けで、さまざまな問題が発生する場合があります。下表は代表的な原因とその解決法です。 金網のトラブルと解決方法 金網が裂けるように破れる。 摩耗によって早期に金網が破れる。 部分的に金網が破れる。 (いつも同じ所が破れる) 金網の素線が折れるように破れる。 目詰まりが多い。 もっと処理能力を増やしたい。 ふるい分け効率を上げたい。 金網の線が混入する。 ・網の二次振動が考えられる。定期的に張力管理を行って増し締めする。 ・網の張力が均一か確認する。 ・角型ふるいの場合、中間の網受けゴムが摩耗していないか、確認する。 ・線径を太くする。 ※注意:開孔率が下がるため処理能力が減る場合があります。 ・網の下側が摩耗している場合、タッピングボールによる摩耗が考えられる。 タッピングボールの数を減らすか、ふるい網全面に均一に当たるようにする。または、保護網の設置を検討する。 ・処理物を集中投入している場合は、投入方法を分散投入にする。 ・タッピングボールが特定箇所に集中して当たっている場合、ふるい網全面に均一に当たるようにする。 ・処理物、環境を確認する。網が腐食するような環境であれば材質を変更する。 ・供給量を減らす。 ・線径を細くし開孔率を高くする。 ※注意:金網の強度が落ちる場合があります。 ・トンキャップ、タイロッド金網を検討する。 ※注意:ふるい分け精度は悪くなる場合があります。 ・タッピングボールなど目詰まり防止対策を検討する。 ・粘度の高い物のふるい分けの場合、フッ素樹脂コーティングを検討する。 ・線径を細くし開孔率を高くする。 ※注意:金網の強度が落ちる場合があります。 ・トンキャップ、タイロッド金網を検討する。 ※注意:ふるい分け精度は悪くなる場合があります。 ・JIS Z8801(試験用ふるい)用の金網を検討する。 ・フラットトップ、アーチクリンプ金網を検討する。 ・線径を太くし、目ずれの少ない金網を検討する。 ・開孔率を高くする(目ずれに注意)。 ・定期点検を行い摩耗、破れの早期発見をする。 ・KNM21やダーマロイ等磁性のある材質を検討し、磁石などで除去する。 ・樹脂網を検討する。 ・打抜金網を検討する。 問題点 原因と解決法 強度 処理能力 ふるい分け効率 強度 処理能力 ふるい分け効率 強度 処理能力 ふるい分け効率 掲載頁 お問合せ下さい お問合せ下さい お問合せ下さい 適正な金網の選定には充分な検討が必要です。 本図は目安であり、実際とは異なる場合があります。 ふるい分け 脱水 粒子径 10mm以上 粒子径 1mm~10mm 粒子径 100μm ~1mm 粒子径 100μm以下 湿式 乾式 ふるい分け 4 14 16 4 18 18 9 10 12 8 9 18 9 18 4 10 12 4 8 9 10 12 21 4 4 21 4 10 12 織金網 ウエッジメッシュ金網 ウエッジワイヤスクリーン 織金網 打抜金網 打抜金網 フラットトップ金網 トンキャップ金網 タイロッド金網 アーチクリンプ金網 フラットトップ金網 打抜金網 フラットトップ金網 打抜金網 織金網 トンキャップ金網 タイロッド金網 織金網 アーチクリンプ金網 フラットトップ金網 トンキャップ金網 タイロッド金網 織金網 トンキャップ金網 タイロッド金網 樹脂網 織金網 織金網 樹脂網
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