
導入事例
2023.05.10 up
ベルト軽量化による連続熱処理炉のガス燃料費削減
金属部品の熱処理に使用しているワイヤコンベヤーベルトの仕様を見直し、ベルト重量軽減によりガス燃料費の削減に繋がった。

お客様の課題
炉内温度の昇温に費やすガスの使用量
ベルトが熱を吸収してしまう事で、炉内が昇温し難くなり、規定の温度まで昇温させるのに非常に多くの燃料を使用。
特にベルトを新品に入れ替えた最初の数か月は燃料コストが増加する傾向がある。

当社からの提案
ベルト仕様を見直し、重量の軽減
ベルトの重量を軽減させる事で熱の吸収量を抑え、昇温までに費やす燃料費を削減できないか検討。
コンベア本体の構造、搬送物の形状や重量から、最適なベルトの材質、網目、線径を見直し。
使用されていた海外製のベルトがオーバースペックであると判断し、25%の軽量化を提案。

導入後の効果
ガス燃料費とベルト購入費の削減
ベルトの仕様を最適化し、重量を25%軽減した事で、新品のベルトへ交換直後から、ガスの使用量が減少し、年間を通して10~15%の削減に繋がった。
同時にベルトが軽くなった事で使用する材料が少なくなり、購入費も約20%削減する事ができた。