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技術情報

設計の流れ

関西金網では、お客様のご使用条件にもとづいて、最適なプラネット・プラフロンを提案します。

設計フロー

設計フロー
使用条件 プラネット・プラフロンを導入する、あるいはすでに使用されているプロセスでの搬送物条件や運転条件、コンベヤー装置レイアウト等を確認します。
実績 すでにプラネット・プラフロンを使用されている場合や、当社の実績に使用条件とマッチするものがあれば、それらを参考にします。
材質 温度や腐食環境、用途等を考慮して材質を選びます。 プラスチックは金属以上に使用環境によって性能が左右されるので、材質の選定は非常に重要です。
網目・織り方 網目や織り方は走行安定性や使用張力、耐摩耗性、継手方法に関わる重要なファクターです。使用目的に適した網目・織り方を選定します。
強度・伸び ベルトの強度・伸びを計算し、使用条件に適しているか確認します。ベルトが伸びたとき、コンベヤー装置のテークアップでテンションを十分維持できるよう製作寸法にも注意します。
継手 ベルトをエンドレスした状態でコンベヤー装置に取り付けができる場合は、織継を行います。取り付けができない場合は、レーシングによる継手となります。
プラネット・プラフロンの継手・耳加工・追加工へ
耳加工・追加工 使用条件やコンベヤー装置に応じた耳加工・追加工を検討します。
プラネット・プラフロンの継手・耳加工・追加工へ
仕様決定 上記設計を経て、お客様の要求を満たすプラネット・プラフロン仕様を決定します。

ベルト特性の比較例※1

プラネット プラフロン ワイヤコンベヤーベルト
搬送重量 ×
高速運転 △〜○ ×
耐熱※2 高温
低温
耐湿熱 ×〜◎ ×〜△
耐薬品性※2 酸性 △〜◎ ×〜△ ×〜△
アルカリ性 △〜◎ ×〜○
幅広対応 △〜○
表面平滑性(接近) ○〜◎ △〜○ ×〜△

推奨ロール径(目安)

プラネット・プラフロンが安定して走行するには、適切なロール径が必要です。以下は、目安となるロール径です(ベルトを載せて支持するサポートローラーは除く)。

プラネット 縦線径の200倍以上(網厚が縦線径の2倍以下の場合)
網厚の100倍以上(網厚が縦線径の2倍以上の場合)
プラフロン メッシュタイプ
シートタイプ
網厚の150倍以上
網厚の100倍以上

※上記数値はご使用の環境によって適合しない恐れもありますので、あくまで参考としてください。