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技術情報

プラネット・プラフロンの継手・耳加工・追加工

継手

プラネット・プラフロン(メッシュタイプ)をエンドレスするときの継手方法を以下に示します。網目の大きさや織り方によってはできないものもありますので、詳しくは当社までお問い合わせください。シートタイプのプラフロンは、オーバーラップさせて溶着したり、専用の継手部品を使ったりしてエンドレスします。

織継

  • 織継
  • 織継

縦糸を織り込みエンドレスする方法で、継手部と普通部の差異が少なく、耐久性もあり、継手での性能低下が最もありません。粗い網目の場合、継手部強度保持のため、外観が普通部と異なる場合があります。

クリッパーレーシング

クリッパーレーシング

ステンレス製のフックを取り付けたタイプで、前後端のフック同士をワイヤーで連結してエンドレスします。ネットの脱着が容易ですが、レーシングタイプは普通部との差異が大きくなります。脱水機向けで使用されることが多いです。

スパイラルレーシング

スパイラルレーシング

らせん状のループを取り付けたタイプで、前後端のループ同士をワイヤーで連結してエンドレスします。クリッパーレーシングのように金属を使用できない場合に用いられます。

テープレーシング

  • テープレーシング
  • テープレーシング

ループを有するテープをミシン掛けしたタイプで、主に回転式ドラムに使用されます。プラフロン(メッシュタイプ)では、基布を折り返しループを作ったものをベルト本体に縫い付け溶着します。

織継レーシング

  • 織継レーシング
  • 織継レーシング

織継の技術を応用することにより、レーシング継の欠点である普通部との差異を最小限にした継手です。

かがりレーシング

かがりレーシング

専用のレーシング線でかがってループを作るタイプで、高面圧に耐え、高い耐摩耗性をもつ継手です。

耳加工

プラネットの幅方向端部処理(耳加工)方法を以下に示します。

  • コテ止め

    コテ止め

    プラネットの標準的な耳加工になります。熱で端部(耳部)を溶かし、ほつれにくくします。

  • 耳樹脂加工

    耳樹脂加工

    コテ止めしたあと、さらに耳部を補強するために樹脂を塗布します。用途に応じて樹脂の種類を使い分けます。

  • FT加工・ウレタン溶着加工

    FT加工・ウレタン溶着加工

    FT加工ではポリエステルシートを、ウレタン溶着加工ではウレタンシートを耳部表裏に溶着し、耳部を補強します。

  • 布当て加工

    布当て加工

    耳部にポリエステル、PPSの布をミシン縫いして補強します。

追加工

プラネット・プラフロンへの追加工の例を以下に示します。

  • Vベルト・スタッド加工

    コテ止め

    蛇行調整機器が使用できない場合、ベルトにVベルト加工やスタッド加工を施すことで矯正運転ができます。ローラー側に溝を設ける必要もあります。

  • ストッパー加工

    耳樹脂加工

    傾斜コンベヤー等で搬送物の滑りを防ぐため、ストッパーを取り付けることができます。

  • サイドストッパー加工

    FT加工・ウレタン溶着加工

    横から搬送物が脱落するのを防ぐため、耳側にストッパーを取り付けることができます。