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技術情報

設計の流れ

関西金網では、お客様のご使用条件にとって、最適なワイヤコンベヤーベルトを提案します。

設計フロー

設計フロー
使用条件 ワイヤコンベヤーベルトを導入する、あるいは使用されているプロセスの搬送物条件や運転条件、コンベヤー装置レイアウト等を確認します。
実績 対象ラインでのお客様の使用実績や、当社の豊富な実績に使用条件とマッチするものがあれば、それらを参考にします。
材質 温度や腐食環境等を考慮して材質を選びます(ステンレス製や鉄製など)。
ベルトタイプ 強度や走行性、製作のしやすさ、表面特性等、さまざまな条件からベースとなるベルトの種類を選びます。各ベルトタイプの詳細は製品情報をご覧ください。
選定フロー(一例)へ
線径・ピッチ 使用条件やベルトタイプ、強度面を考慮してベルトの線径・ピッチを決めます。
追加加工/部品 必要な追加加工、追加部品を検討します。
追加加工/部品例へ
ベルト強度 選定したベルトが使用条件に対して十分な強度を有しているかどうか、張力計算やたわみ計算等により確認します。
仕様決定 上記設計を経て、お客様の要求を満たすワイヤコンベヤーベルト仕様を決定します。

ベルトタイプの選定フロー
(一例※1

ベルトタイプの選定フロー

※1 この選定フローは一例になります。ご使用の環境によって適合しない恐れもあります。
※2 チェーン付に使用されるワイヤコンベヤーベルト種類の特長はフロー内の特性分けを参照してください(例:R2, F2ならフラット性)。

追加加工/部品例

ネット(加工したワイヤを組み合わせてできるコンベヤーベルトのベース)に対する追加加工や追加部品として、次のようなものがあります。

  • A2W+ネットフランジ

    A2W+ネットフランジ
  • A4+ネットフランジ

    A4+ネットフランジ
  • A2+ロッドフランジ

    A2+ロッドフランジ

基本的にネットはフラットな状態で使用しますが、搬送物がネット端から脱落するのを防ぐため、写真のようにネット端部を立てることができます(ネットフランジと呼んでいます)。ネットフランジができるベルトタイプは限られますので、ご注意ください。

  • チェーン付コンベヤーベルト

    チェーン付コンベヤーベルト
  • ストッパー付チェーン付
    コンベヤーベルト

    ストッパー付チェーン付コンベヤーベルト
  • プレートフランジ、ストッパー付チェーン付コンベヤーベルト

    プレートフランジ、ストッパー付チェーン付コンベヤーベルト

ネットをスプロケット駆動させる方法の一つに、チェーンを取り付けるものがあります。チェーンにも様々な種類があり、チェーンの大小だけでなく、写真のようなチェーンプレートを高くしたフランジタイプのチェーンなどもあります。
また、搬送物を仕切ったり、かき上げたりするためのストッパーを取り付けることもできます。

  • ネットストッパー付DDK2

    ネットストッパー付DDK2
  • ストッパー付BL

    ストッパー付BL
  • ストッパー付FW

    ストッパー付FW
  • フランジ駒LF2

    フランジ駒LF2
  • CR1U

    CR1U
  • 補強プレート付CFW

    補強プレート付CFW
  • ネットをストッパーとした取り付けたDDK2
  • フランジ付き駒を使用したLF2
  • 自身のワイヤを立ち上げてストッパーとしたBL
  • 網目を狭くするためUバーを入れたCR1
  • 曲げアングルをストッパーとして取り付けたFW
  • 強度アップのために補強プレートを入れたCF など

他にも様々な加工実績があります(フッ素樹脂コーティング等の表面処理も可能)。
詳細は当社までお問い合わせください。

ワイヤコンベヤーベルトの
評価試験

ワイヤコンベヤーベルトの設計・開発において、必要に応じて走行安定性やベルト強度を評価します。当社では独自のコンベヤーベルト用試験機を数多く保有しています。また、細部の強度を評価するため、構造解析を行うこともあります。

評価試験
評価試験