logo

コーポレートサイト

キャリアパス_01 福岡支店 支店長 小川 栄太郎

KWN PRIDE

1995 入社、九州営業所に配属

学生時代は化学を専攻しており、技術職・研究職を目指す友人が多い中、人と話すことが好きで、じっとするのが性にあってないなと思っていた私は、カタログに載っている商品をそのまま販売するのではなく、お客様のご要望をお聞きし、それに合った仕様の製品を提案営業できるセールスエンジニアがいいと思い、関西金網の営業職を志望しました。最初の配属は出身地の福岡。当時は福岡市ではなく北九州市にあった九州営業所で社会人生活をスタートしました。最初はわからないことばかりでしたが、社内の先輩はもちろん、お客様からもいろいろと教えていただきました。

2001 大きな失敗から得た貴重な経験

まだ当社と取引がなかった大手化学メーカーから仕事をなんとか受注しようと思い、ご利用されているフィルター洗浄を行わせて頂く事を提案し、製品をお預かりしました。しかし工場で洗浄作業を行ったところ、何とその製品が溶けてしまい、使い物にならなくなってしまいました。お客様はもちろんご立腹。急いで謝罪した後、当社の技術部や外部の調査機関を使って原因追究にあたりました。そこで分かったのが、お客様の使用条件が当初より変更になっており、フィルターが高温酸化を起こしていたということ。そこで新たな使用条件でも耐えうる材質で新たな製品を提案し、結果的に当社の製品をご採用いただけるようになりました。また、失敗の後の対応に信頼をいただけたのか、他の製品も全て当社にご発注いただけるほどの関係性を築くことができました。このことは本当に嬉しかったです。失敗はもちろんないに越したことはありませんが、失敗から多くのことを得ることができ、知識を深めることもできました。この経験はまさに、失敗しても逃げずに正面から向き合う事が大切という事を学びました。

2008 大阪支店に異動

2004年に九州営業所が福岡市に移転し、福岡支店となった後、2008年4月に大阪支店へ異動となりました。同じ営業職ということで仕事に対する戸惑いはありませんでしたが、お客様の気質の違い、例えば値引き交渉などに関してはやはりその地域の色がでて、新鮮な思いがありましたね。関西金網の営業はまずお客様の目線に立って、お客様が何をお求めなのか、いつもご注文いただいている製品でも何か改善提案はできないか、といったソリューション型営業の視点を持つことが重要です。そのため、お客様と頻繁に顔を合わせてお話をお聞きする中で、何かしらのヒントはないか、常にアンテナを張り巡らせる感覚が自然に身についたのがこの頃でした。

2013 副社長としてタイ子会社へ異動

入社以来ずっと営業畑だった私に、会社はものを売るだけでは動かない、ということを気付かせてくれたのが、タイ子会社での経験でした。副社長という立場上、営業だけでなく総務、経理、生産管理といった工場を運営する上で必要なあらゆる部門を統括し、見渡すことができたのは貴重な経験をさせてもらえたと思います。また文化の異なる方々と一緒に仕事をする難しさ、楽しさも知ることができ、人間として一回り大きくなれたような気がしています。私のこれまでのキャリアの中で最も成長できた2年間でした。

2015 福岡支店に支店長として赴任

現在は福岡支店の支店長として、総勢7名の仲間と共に仕事をしています。支店長というと偉い人のように思われるかもしれませんが、他の支店と比べて規模が小さいので、管理業務と並行して、お客様への営業活動も精力的に行っています。いわばプレイングマネージャーです。
私が入社した頃の関西金網は、規模は小さかったですが製品の品質だけでなく、人の評価も購入意思決定の重要なポイントでした。今では会社の規模も大きくなり、営業人員もかなり増えました。営業による経験差がある事は否めませんが、経験年数の短い営業でも質の高い提案営業が行えるようにベテラン営業が持っている知識と経験の情報集約、共有化を行っていく事も重要な課題です。

これから より社会に貢献できるものづくりを、自らの手で

工業用金網のほとんどは生産現場で活用されており、身近なところでの社会貢献という点ではまだまだ活用の余地があると私は考えています。例えば当社が取り扱っているセキュリティーメッシュという防犯用の網戸は、高い防犯性を保持しながら、火事などの有事の際には内側から簡単に開けられるエスケープ機能を備えており、徐々に市場に浸透しつつある新製品です。金網を活用したこうしたアイデアはまだまだ生み出せると思いますので、これまでの経験を活かして、より社会貢献できる製品作りに関わっていきたいと考えています。